父が亡くなって早3か月が過ぎました。
7月の一時帰国では四十九日の法要も済み、細々とした事務手続きなども大体片づけてくることが出来ました。
その父が亡くなった日、実は不思議なことが起こりました。
亡くなる3日前から、いつどうなってもおかしくないので準備しておくようにと母から連絡を受けていました。
夕方、夫と部屋にいた時のこと。
サイドボードに置いてあったペンが何の前触れもなく、急に転がって床に落ちました。
そのペンは鉛筆の様に角ばったもので、指で押したり何らかの力を加えない限り転がるようなものではありません。
この日は特に暑くて窓を閉め切っていたので、風が吹いたということも考えられず、そもそもこの数年間しょっちゅう同じ場所にお置いてあるのに、転がって落ちたことなど一度もない・・・。
ちょうどその日は、日付が変わると祖母の命日だったんです。
なので、冗談で「ばあちゃん、命日で戻って来たのか?日本に行く前についでにドイツのうちらの様子でも見に来たか。」なんて夫に話していました。
で、その日付が変わって2時間後、日本時間の朝、父が亡くなったと連絡が来ました。
連絡が来てすぐに日本行の飛行機の手配をしたので、その日の夜ドイツを発つ最短の飛行機が取れ、葬儀にも間に合いました。
そうなんです。祖母と父は同じ日に亡くなったことになります。時間もほんの1時間違い。
ばあちゃん、自分の息子を連れて行ったのか?
オカルトとはもとより宗教さえ信じていない、私たち夫婦もあれは祖母だったと思わずにはいられない出来事でした。
因みに、祖母と父は誕生日も同じなのです。